プレミアリーグ第3節。
ChelseaはHomeでLuton Townと対戦し、3-0で快勝しました。
この熱い試合を振り返っていきましょう!!
試合概要
試合を簡単に振り返ります。
スタメンとベンチメンバー
Starting XI
1 Robert Sanchez
2 Axel Disasi
6 Thiago Silva
26 Levi Colwill
27 Malo Gusto
8 Enzo Fernandez
23 Conor Gallagher
25 Moises Caicedo
21 Ben Chilwell(Cap)
7 Raheem Sterling
15 Nicolas Jackson
Sub
47 Lucas Bergstrom
50 Eddie Beach
48 Bashir Humphreys
3 Marc Cucurella
29 Ian Maatsen
16 Lesley Ugochukwu
43 Diego Moreira
11 Noni Madueke
37 Mason Burstow
フォーメーションは前節に続き、3-4-2-1。
Chukwuemekaがケガにより離脱し、ボランチで起用していたGallagherを2列目に。
そしてボランチではCaicedoが初スタメンとなりました。
ベンチメンバーでは、若手キーパーのEddie Beachがメンバー入りしたほか、同じくケガにより離脱したMudrykに代わってMoreiraがメンバー入りしました。
前半
- 前半6分。右サイドからのFK。こぼれ球にフリーで反応したSterlingがボレーで強烈なシュートを放つものの、キーパーの正面。見事なキャッチでした。
- Colwillの後方からのロングフィードで複数チャンスを演出。ビルドアップで大きく貢献しました。
- 前半16分、右サイドでボールをもらったSterlingが相手選手2人をかわしてPA内に侵入し、さらに相手選手2人が迫りますが、その間を縫うシュート!Sterlingの見事な個人技で幸先よく先制点を獲得しました。
- 先制点後もChelseaが試合を支配。ボールロストによりピンチとなる場面も、Thiago Silvaの冷静なブロックなどにより事なきを得ました。
後半
- 49分、ChilwellとEnzoの連携したプレスによりボール奪取。JacksonがヒールパスによりChilwellがフリーでゴール前へ。ここでSterlingへのパスを選択しますが、パスカット。シュートを打ってほしかったところ。
- Enzoの芸術的なスルーパスによりチャンスを演出。Caicedoがアンカーでプレーし、Enzoをやや前でプレーさせることで攻撃に厚みが増しています。
- 54分、Jacksonのパスを右サイドで受けたSterlingがグラウンダーでファーサイドへパス。決定的なパスとなりますが、Enzoのシュートはポストへ直撃。
- 60分、この日最大のピンチが訪れます。後方からのロングパスに裏を取られ、右サイドでフリーでボールを持たれます。横パスを繋がれ、フリーの選手へ。シュートはブロックにいったGustoの足に当たったものの、ゴール方向へ。これにキーパーSanchezは落ち着いて反応。正面に飛んだとはいえ、よく反応してくれました。
- 67分、待望の追加点が生まれます。右サイドに上がってきたGustoがCaicedoからのパスをフリーで受け、ダイレクトでグラウンダーの速いクロス。これに合わせたのはまたもSterlingでした!!2ゴール目。
- 更に74分、Thiago Silvaからの縦パスをEnzoが受け、トラップが浮いてしまうものの、それを1度リフティングして立て直し、右サイドへフライスルーパス。この芸術的なパスは右サイドのSterlingへ。ここでもダイレクトでグラウンダーの速いクロスを供給。Jacksonが合わせて3-0。Jacksonの公式戦初ゴールが生まれました。Sterlingはこの日、2ゴール1アシストの大活躍です。
- その後はボールロストによりいくつかピンチになる場面もありましたが、相手チームのシュートが枠を外れたり、クロスの精度が低かったりと、助けられる場面もありました。そのまま無失点で終え、3-0で試合終了。Chelseaは今シーズン公式戦初勝利となりました。
監督、選手コメント
試合後の監督や選手のコメントをご紹介します。
Pochettino監督
2ゴール1アシストを記録し、勝利の立役者となったSterlingについて。
彼のプレーに対する姿勢とクオリティ、そしてチームへのコミットメントは称賛に値する。とても評価しているし、嬉しいことだ。彼はクオリティがあるし、チームにゴールとアシストをもたらすことができる。オフ・ザ・ボール時もできるだけ早くボールを取り戻そうと必死になってプレーしている。昨シーズンは彼にとっては難しいシーズンだったと話していたけど、選手が喜んでくれるのはとても嬉しい。攻撃的な選手が得点やアシストを決めることは、チームにとって最高の喜びだ。
(Chelsea.comから引用)
公式戦初ゴールを決めたJacksonについて。
彼にたくさん走ったり、プレスをかけたり、ボールのリカバリーを求めてはいない。彼がそうするのは、それが彼の資質だからだ。彼の意欲は素晴らしいし、スピードがあり、ディフェンスラインの背後に走り込み、足元にボールを運ぶクオリティを持っている。彼がゴールを決めるのも時間の問題だった。彼のような選手を見つけるのは難しい。私にとっては、彼はプレミアリーグの偉大なストライカーの一人になる可能性を秘めている。彼に必要なのは時間だけで、周りも焦らずに成長するための時間とスペースを与えるつもりだ。彼の資質は素晴らしい。
(Chelsea.comから引用)
Sterling
先週初めに監督と話をして、自分の役割を確認したんだ。彼が自分に何を求めているのかよくわかったし、それはシンプルなことだよ。調子を取り戻してこれまでのように攻撃を仕掛けていくことだ。マインドセットに関してこれまで言い訳をしながらやってきたけど、もうやめたんだ。いつも自分がやってきたこと、間違っていたこと、変えられることを分析するように心がけている。年中無休でサッカーに夢中になり、それ以外のことは何もしない。トップパフォーマンス、ゴール、アシスト。自分のキャリアの中でいろいろなことがあったし、難しい挑戦、新しい挑戦もあった。サッカーへの愛情が強すぎるし、28歳という若さでキャリアを棒に振るわけにはいかない。ここ数年で自分に課したスタンダードを維持し、進み続けなければならない。昨シーズンは前線で張り過ぎて、フルバックにボールを戻していた。簡単に話し合ったけど、どこでプレーするかは関係ない。ダイナミックでアグレッシブにプレーすればいいんだ。ボールを持った時にサイドからアグレッシブに攻めることにした。そういったプレーに飢えてるんだ。
(Chelsea.comから引用)
監督と話して、いい方向に進み始めていますね。
プレシーズンマッチでも、サイドでボールを持ったときにアグレッシブに仕掛ける場面はありましたが、ボールロストしてチャンスを棒に振る結果となることも多く、批判の的にもなっていました。
それでもプレースタイルは変えず、監督も粘り強く起用し続けた結果、2試合続けての高パフォーマンスとなりました。
Sterlingの今シーズンには大きく期待したいですね。
Jackson
ブリッジで初ゴールを決めることができて、とても嬉しい。このクラブでゴールを決め、今シーズン初の勝ち点3を獲得できて、最高の夜だった。チームメイトたちは素晴らしかったし、これは始まりに過ぎない。Sterlingからの素晴らしいクロスがきて、良いポジションでゴールを決めることができた。最高だったよ!本当に良い夜だった。
チェルシー初得点はもちろん最高の気分だけど、Stamford Bridgeでファンの前でできたのはもっと良かった。応援してくれた人たちに感謝しているし、これからもっとゴールを決めていきたい。
(Chelsea.comから引用)
前線からの献身的なプレスや、相手選手を背負ってもスピードが落ちないドリブルなど、これまでの試合でもポテンシャルを感じさせるプレーを続けていました。
そんな中での公式戦初ゴール。ここからのゴール量産を期待したいですね。
2004年8月24日、Didier Drogbaがプレミアリーグ3試合目で、新しく昇格したチームを相手にチェルシー初ゴールを決めた。
2023年8月25日、Nicolas Jacksonがプレミアリーグ3試合目で、新しく昇格したチームを相手にチェルシー初ゴールを決めた。
Next Game…
Chelseaは日本時間8月31日(木)朝3時45分から、カラバオカップ2回戦でAFCウィンブルドンと対戦します。
新たに、タイトルを目指す戦いが始まります。
それとともに、出場機会の少ない選手を中心に戦うことも予想されます。
しっかりと勝利を収めて、流れに乗っていきたいですね!!
come on Chelsea!!!
お知らせ
ワールドサッカーダイジェスト2023年9月7日号では、
- Christopher NKUNKUの独占インタビュー「ブルーズの主役へ」
- 「Premier story ~10人の主役候補たち~ 」の一人として、Thiago Silva「不確かな世界の確かなもの」
- 全20クラブ「最新プロファイル」の一つとして、チェルシー
など、Chelsea情報満載となっていますのでチェックしてみてください。