カラバオカップ3回戦、Chelseaはホームでブライトンと対戦。
この試合はVARが導入されておらず、多くの誤審が生まれた試合となりましたが、Jacksonの待望のゴールで見事勝利を収めました!
この試合を振り返っていきましょう!
試合概要
試合を簡単に振り返ります。
スタメンとベンチメンバー
Starting XI
1 Robert Sanchez
2 Axel Disasi
26 Levi Colwill
3 Marc Cucurella
29 Ian Maatsen
16 Lesley Ugochukwu
25 Moises Caicedo
21 Ben Chilwell(Cap)
10 Mykhailo Mudryk
20 Cole Palmer
15 Nicolas Jackson
Sub
28 Djordje Petrovic
44 Josh Brooking
42 Alfie Gilchrist
23 Conor Gallagher
8 Enzo Fernandez
7 Raheem Sterling
52 Alex Matos
36 Deivid Washington
19 Armando Broja
Thiago Silvaを休ませて、左サイドバック起用が続いていたColwillを本職のCBに起用。
Disasiはここまで全ての試合にフル出場しています。
リーグ戦のアストン・ヴィラ戦で退場となったGustoはフラム戦に出られませんので、この試合の出場があるかなと思いましたが、この日はベンチ外でした。
代わりに右サイドバックに入ったのは、ウィンブルドン戦以来、今シーズン2試合目の出場となるCucurellaでした。
ボランチにはUgochukwuとCaicedoを起用。
トップ下にはPalmer、右ウィングにはMaatsenを起用しましたが、場面に応じて上手くポジションを入れ替わっていました。
Jacksonはこの日もスタメン出場。
リーグ戦のフラム戦は累積警告により出場停止となります。
試合概要
- 前半は押し込まれる展開。Sanchezのパスミスなどもあり、多くのピンチが訪れますが、相手選手のシュートミスなどにより助けられます。
- 51分に待望の先制点が生まれます。Maatsenのパスをペナルティアーク付近で受けたPalmerが、フリーのJacksonへパス。キーパーの動きを見て、ダイレクトで冷静に流し込みました!表情を崩さず、「どうだ、見たか」と言わんばかりのドヤ顔に痺れました。
- 64分、左サイドでフリーで抜け出したJacksonがキーパーと1対1。しかしここは惜しくもセーブされます。
- 71分、Caicedoのパスを受けたPalmerがJacksonに落とし、Jacksonが2点目をゲット!かと思いきや、これがまさかのオフサイド。この試合にVARは導入されておらず、誤審によってJacksonの2点目は幻となりました。
- ほかにも明らかなファウルを取ってもらえなかったり、ハーフウェイライン手前でオフサイドを取られたことに対し猛抗議したPochettino監督にイエローカードが提示されるなど、審判の質が大きく問われる試合となりました。
- それでもチームは1-0で待望の勝利!格下のチーム相手に確実に勝利をもぎ取りました。
選手評価
- Sanchezは、2本の枠内シュートをいずれもセーブしました。古巣サポーターのブーイングにイライラして、前半はパスミスなどからピンチもありましたが、無失点での勝利に貢献しました。
- 久しぶりの出場、しかも本職ではない右サイドバックで出場した古巣対決のCucurellaは、タックル9回中6回成功、地上戦デュエルは13回中11回勝利、空中戦デュエルは3回中2回勝利と、圧倒的な対人能力の高さを見せてくれました。PSMで三笘に完勝したGustoが不在のチーム状況でしたが、今日はCucurellaがしっかり抑えてくれました。
- 10番のポジションで、移籍後初めてスタメン出場したPalmerは、Jacksonの決勝ゴールをアシスト。誤審によりゴール取り消しとなったJacksonの2ゴール目もPalmerのアシストでした。自らシュートを放つ場面もありました。攻撃だけではなく、クリアが2回、インターセプト1回、リカバリが3回など、守備での貢献度も高かったPalmerは今後のスタメン定着が期待されます。
- Jacksonは待望の今シーズン2点目をゲット。オフサイドとなった場面以外にも、キーパーとの1対1を惜しくもセーブされるという場面もありました。なかなか結果が出ず、前半は判断に迷いがあるようなところも見受けられましたが、久しぶりのゴールを決めた後はとても躍動したプレーを見せていました。フラム戦に出場できないのが本当に残念。
- Sterling、Gallagher、Enzo、Brojaが途中出場しましたが、既にリードしている場面での登場だったこともあり、ボールをキープしつつ試合を優位に進める役割が求められました。
監督、選手コメント
試合後の監督や選手のコメントをご紹介します。
Pochettino監督
試合全体について。
チームの反応は良かった。今回もパフォーマンスに満足している。
勝ててよかったし、大会を勝ち抜いて信頼と勢いをつけることが大事だと思う。この勢いを将来につなげられるといいね。
こういった状況でプレーするのは決して簡単なことではない。今日は必ず勝たなければならなかった。もちろん、常に不安はあるし、時には勝たなければならないというプレッシャーもある。後半は試合を支配できたし、勝利に十分値したと思う。
(Chelsea.comから引用)
Jacksonのゴールについて。
とても嬉しいよ。ストライカーが得点を決めるのは常に重要なことだ。彼にはゴールを決める必要があった。彼にとって大事な試合だったし、よかった。
(Chelsea.comから引用)
試合終盤に負傷退場したChilwellについて。
明日、検査する必要がある。でも、ハムストリングだと思う。
(Chelsea.comから引用)
リーグ戦で勝ち点を取れていない中でのカップ戦でしたが、「必ず勝たなければならない試合」と位置づけて臨んだことが良い結果に繋がったのではないでしょうか。
Cole Palmer
Chelseaにとっては大きな勝利だよ。
特にここのところ成績が振るわなかっただけに、勝利できてちょっとほっとしている。
今夜、強敵相手にChelseaは自分たちのすべてを示した。このパフォーマンスを基に、さらに勝利を積み重ねていきたい。個人的には大きな意味があった。初先発でアシストを決め、チームの重要な試合の勝利に貢献できた。とてもいい気分だよ。
今夜プレーできて本当によかった。得点やアシストは好きなことだからね。エリアの端でボールを受け取った時、一瞬ためを作ってNicoにパスを通すことができた。彼は素晴らしいフィニッシュを決めてくれた。あのゴールの前にも彼は何度かチャンスを作ったけど決めきれなかった。だけど、Nicoは気落ちすることなくプレーし続けた。もっと点を取っていてもおかしくなかった。彼がゴールを決めて嬉しいよ。
今夜はあの役割でプレーできて楽しかったけど、正直に言うとどの攻撃的なポジションでも問題ないよ。10番であれ、左右のサイドであれ、ストライカーであれ、チームのためにプレーできればいいんだ。ボールを受けるのが好きだし、あのポジションではそれができる。でも、監督に言われたところだったら、どこでも喜んでプレーするよ。ここ3試合の結果を考えれば、この勝利を喜ぶべきだろう。だけど、この勝利をもとに月曜日の試合に向けて積み重ねていくことが大事だ。
(Chelsea.comから引用)
マンチェスターシティから電撃加入したCole Palmerが初めてスタメンとして出場しました。
これまでは右ウィングでの途中出場を続けており、不調のチームの中でも違いを見せられる選手として期待されていました。
そんなPalmerが今日は、4-2-3-1の2列目中央でプレーし、Jacksonの決勝ゴールをアシストしました。
誤審によりオフサイドとなったJacksonの2ゴール目も、Palmerのアシストでしたね。
攻撃的なポジションであればどこでもプレーできると語るPalmer。
今日の活躍を受けて、更に出場機会が増えていくことを期待したいですね!
Next Game…
10月3日(火)日本時間4時からは、リーグ戦でフラムと対戦します。
カラバオカップ4回戦では、11月1日(水)朝4時45分にブラックバーンと対戦することが決定しています。
8月31日のウィンブルドン戦以来、そして9月は唯一の勝利となりました。
この試合を皮切りに、連勝街道を突っ走りましょう!!
come on Chelsea!!!
お知らせ
ワールドサッカーダイジェスト2023年9月7日号では、
- Christopher NKUNKUの独占インタビュー「ブルーズの主役へ」
- 「Premier story ~10人の主役候補たち~ 」の一人として、Thiago Silva「不確かな世界の確かなもの」
- 全20クラブ「最新プロファイル」の一つとして、チェルシー
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