プレミアリーグ第7節、Chelseaはアウェイでフラムと対戦。
カラバオカップで久しぶりの勝利を得て、帰ってきたリーグ戦。
MudrykとBrojaのゴールという理想的な形で見事勝利を得ました！
この試合を振り返っていきましょう！
試合概要
試合を簡単に振り返ります。
スタメンとベンチメンバー
Starting XI
1 Robert Sanchez
3 Marc Cucurella
2 Axel Disasi
6 Thiago Silva
26 Levi Colwill
23 Conor Gallagher（Cap）
25 Moises Caicedo
8 Enzo Fernandez
20 Cole Palmer
19 Armando Broja
10 Mykhailo Mudryk
Sub
28 Djordje Petrovic
44 Josh Brooking
29 Ian Maatsen
42 Alfie Gilchrist
52 Alex Matos
16 Lesley Ugochukwu
11 Noni Madueke
7 Raheem Sterling
36 Deivid Washington
Gustoが出場停止中のため、カップ戦でハイパフォーマンスを見せたCucurellaを今日も右サイドバックで起用。
同じく出場停止のJacksonの代わりに、長期離脱から復帰したBrojaをスタメンに起用しました。
そしてこれまで右ウィングに起用していたSterlingに代えて、カップ戦で結果を残したPalmerをスタメンに起用！
怪我人が多いChelseaですが、少しずつポジション争いが激化してきていますね。
更に今日はGallagherをトップ下に置き、EnzoとCaicedoの２ボランチでした。
試合概要
- 序盤からボールを支配し、果敢にゴールを奪いにいっていました。
- 今日こそは早い段階での先制点が欲しいと思っていたところ、前半18分でした。Caicedoのロングパスに左サイドで抜け出したColwillがMudrykに絶妙なクロス。相手ディフェンスの頭を超えてMudrykに渡り、胸トラップ。キーパーとの1対1でしたが、落ち着いてキーパーの股の間を狙いました。プレミアリーグ初ゴール。熱い抱擁を交わすのは、ゴールをアシストしたColwillでした。プレー中は表情を崩すことが少ないMudrykですが、いい笑顔を見ることができました。
- そして次のゴールが生まれたのは82秒後でした。相手の後方からのビルドアップを、Palmerがインターセプト。Brojaにラストパスを送り、相手ディフェンスがクリアを試みますが、そのクリアボールがBrojaに当たり、そのままゴールへ。Brojaは昨年12月に大怪我によって負傷離脱して以来の先発出場で、早速ゴールを決めてくれました。
- 後半からMudrykと交代で入ったMaatsenは、フリーでコントロールシュートを放つも左ポストに嫌われ、それを拾ったEnzoのシュートは相手キーパーに防がれました。
- 77分には、至近距離からのシュートをRobert Sanchezがビッグセーブ。この日最も危ない場面でしたが、安定感の増す守護神によって無失点で乗り切りました。
- 90分には、今夏にノリッジのアカデミーから加入した19歳のAlex Matosが早くもトップチームデビューを果たしました。
選手評価
- Sanchezは、時にパスミスによってヒヤッとする場面もありますが、ハイボール処理、正面のシュートのキャッチングの安定感が抜群です。そして今日もビッグセーブがあり、リーグ戦3度目のクリーンシートに貢献しました。
- MOMに選ばれたのはアシストも記録したColwill。シュートブロック1回、クリア3回、インターセプト1回、リカバリ5回、地上戦で7回中5回勝利、空中戦で4回中3回勝利と、守備の安定感はもちろん、アタッキングサードへのパス8本は圧巻。不慣れなサイドバック起用が続いていますが、攻撃の選択肢の一つになっています。
- Caicedoは攻守どこでも顔を出す運動量で、チームがボールをロストしても、彼が即座に奪い返して攻撃に転ずる場面もありました。ロングボールが4本中4本成功しており、そのうち1本は先制点につながるColwillへの見事なパスでした。試合中足をつりながらも走り続けていましたが、終盤に打撲により交代。軽傷であることを祈ります。
- Palmerは本職の右ウイングで出場。チーム2点目となったゴールは、Palmerのインターセプトがきっかけでした。相手のプレッシャーをターンでかわし、落ち着いた状態にしてから高精度のパスを供給。ファンタジスタのそれを感じました。Sterlingの出場機会は減るかもしれません。
監督、選手コメント
試合後の監督や選手のコメントをご紹介します。
Pochettino監督
試合全体について。
Pochettino得るべきものを得た。前半はフラムよりずっと良かった。後半はコントロールできていた。
選手たちもファンもこの勝利を必要としていたからとても嬉しい。これで1週間足らずで2勝だ。勝利の味を感じる必要があったし、またクリーンシートも達成できた。
2勝した以上、落ち着いて信念と自信を持ち続ける必要がある。多くの選手が離脱するなどネガティブな状況も多かったけど、最も大切なのは信念であり、チームは自分たちのやっていることを信じている。
（Chelsea.comから引用）
2人のゴールについて。
Pochettinoミシャはプレミアリーグでの初ゴール、Armandoは長期離脱の後、再びゴールを決めた。彼らにふさわしい得点だ。
選手たちには時間が必要で、定着するには時間がかかるんだ。適応することが大事なんだ。Mudrykにとってここに来るのは大きな変化だったし、特に未確定のチームに馴染むのは簡単なことではない。彼はケーキの上のチェリーではなく、チームに何かを加える必要があった。
時間をかけ、忍耐力を持って才能ある若い選手たちを信頼し、自信をつけさせることだ。一歩一歩、大きな仕事だ。時には忍耐力がない人もいるけれど、本当にそれが必要なんだ。勝てないときでもチームは冷静で、前向きで、信念を持っていた。
（Chelsea.comから引用）
ハーフタイムに交代したMudryk、試合終盤に交代したCaicedoについて。
PochettinoMudrykは太ももに違和感があったようだ。プレーを続けることに不安を感じていた。大きな問題ではなく、土曜日に出場できることを願っている。
Caicedoは打撲だ。何でもないことを祈るよ。疲れていたようだし、様子を見ていきたい。
(Chelsea.comから引用)
若い選手たちをマネジメントしながら、時には結果が出なくても辛抱強く起用することで個の能力を引き出しているPochettino。
昨季燻りながらも今シーズン活躍している選手は多いです。今後も彼の手腕に期待したいですね！
Armando Broja
Broja信じられない気持ちだよ。長かった。しばらくプレーしていなかったから、とにかく復帰できて嬉しい。チームが試合に勝ってよかったし、この勢いで前に進んでいくことができる。初先発で今季初ゴールを決めることができたのは、自分自身にとってもさらに嬉しいことだし、ただただ感謝しかないよ。
最高だよ。プレミアリーグでできるだけ多くのゴールを決めることが小さい頃の夢だったんだ。初先発でダービーでゴールを決めるなんて、信じられない気分だよ。勝ち点3を獲得し、得点を決めることほど気持ちのいいことはないしね。
ストライカーとしては、どんな形であれゴールはゴールだ。ストライカーにとってゴールは自信につながるし、前に進む大きな原動力になる。でも一番大事なのは勝ち点3を獲得したことだ。少し苦戦していたけど、これで2連勝だし、この勢いをこの先も続けられるといいね。
（Chelsea.comから引用）
負傷交代も懸念された65分での交代について
Broja怪我はないよ。しばらく離脱していたから、復帰して90分フル出場するのは厳しかった。復帰して90分フル出場するのは難しかったんだ。少し脚に違和感があったから、大事を取って交代して欲しいと頼んだんだ。
（Chelsea.comから引用）
週末のバーンリー戦について
Brojaゴールを決めるために、できるだけチームを助けたい。それがストライカーとしての自分の仕事だ。監督がフラムで起用してくれて、初ゴールを決められたことに本当に感謝している。もっとゴールを決めてチームを助けられるよう、できる限り努力するよ。
今後どうするかは監督次第。自分の仕事は、プレーでチームにできるだけ貢献すること。もし先発したら、ベストを尽くしてゴールを決めたい。もし先発で起用されなかったら、真摯にトレーニングに取り組んで前進し続け、監督の頭痛の種になるよう努めなければならない。それはどの選手も同じだ。Chelsea Football Clubにいるんだから、どの選手も自分のポジションを勝ち取らなければならないんだ。
（Chelsea.comから引用）
Pochettino監督について。
Broja彼はワールドクラスの監督だし、彼の下でプレーすること、そしてこのチーム、このクラブの素晴らしいファンの前でプレーすることは素晴らしいことだ。チームとしてまとまってきている。一朝一夕にはいかないのはわかっている。夏にはシステムもコーチングスタッフも一新したしね。だから時間をかけてチームとして協力し、進歩し続けることが重要なんだ。
この試合で、選手たちが新しいチームに溶け込み始めていることがわかっただろう。試合に勝てば自信と積極性が生まれる。チームとしてもサッカークラブとしても、大きな弾みになる。代表戦のブレークの前にもう1試合あるし、この調子で行きたい。今日の勝ち点3は大きいよ！
（Chelsea.comから引用）
Brojaが座り込んでしまってそのまま交代した時は肝を冷やしましたが、軽傷なようで安心しました。
得点力不足のチームを早速助けるゴールを決めたBroja。
週末の試合でBrojaがどのように起用されるかわかりませんが、どんな形であれチームのために全力を尽くす献身的な姿勢も語っています。
Mykhailo Mudryk
Mudryk私ができる限りあなたと一緒に
素晴らしいチームのパフォーマンス
Chelseaのような大きなクラブで私の最初のゴールを決めることができて光栄です。
大きなサポートをありがとう、ファンのみんな。
（Instagramを翻訳）
John Terry
Chelseaのレジェンド、Terryも喜びのコメントを投稿。
Terryフラムの 1 チーム、Chelsea！
ロンドンダービーなんてなかったんだ！
私たちはこれまでも、そしてこれからも、異なるレベルにあります。
適切なChelseaだ。
(本人Twitterを翻訳)
Levi Colwill
Colwill重要な勝ち点だ。
さあ行こう、Blues。
(Xを翻訳)
InfiniteAthlete
今日のフラム戦から、フロントにInfiniteAthleteのロゴが入ったユニフォームを着用。
公式Xも、今日の勝利について喜びのコメントを投稿しました。
InfiniteAthleteMykhailo MudrykがChelseaで初ゴールを決め、Bluesが無失点でフラムを0-2で破った。チーム全体が新しい Infinite Athlete キットを着て素晴らしく見えました。私たちがパートナーシップを開始するにあたり、素晴らしい方法です！
(Xを翻訳)
Fabrizio Romano
何かとChelseaに関するツイートが多く、Chelseaファンなのではないかという噂もあるジャーナリストのRomano氏もツイート。
RomanoArumando Brojaは10月22日の最後のゴール、その後の前十字靭帯損傷から359日ぶりにゴールを得た。
(Xを翻訳)
Next Game…
10月7日（土）日本時間23時からは、リーグ戦でバーンリーと対戦します。
まだリーグ戦で勝利がないバーンリーは、しっかりブロックを形成して1点差ゲームに持ち込んでくると思います。
引き続き多くのチャンスを作って、フラム戦のように早い時間帯で先制点を獲得してほしいところです。
8月以来の公式戦2連勝となり、今シーズン初の公式戦3連勝を目指す戦いとなります！
しっかり勝ち切って、勝ち点を積み重ねていきましょう！！
come on Chelsea!!!
お知らせ
ワールドサッカーダイジェスト2023年9月7日号では、
- Christopher NKUNKUの独占インタビュー「ブルーズの主役へ」
- 「Premier story ~10人の主役候補たち~ 」の一人として、Thiago Silva「不確かな世界の確かなもの」
- 全20クラブ「最新プロファイル」の一つとして、チェルシー
など、Chelsea情報満載となっていますのでチェックしてみてください。
