プレミアリーグ第8節、Chelseaはアウェイでバーンリーと対戦。
公式戦3連勝を目指す戦いで、Palmerの初ゴールなどにより見事に快勝しました!
この試合を振り返っていきましょう!
試合概要
試合を簡単に振り返ります。
スタメンとベンチメンバー
Starting XI
1 Robert Sanchez
3 Marc Cucurella
2 Axel Disasi
6 Thiago Silva
26 Levi Colwill
25 Moises Caicedo
23 Conor Gallagher(Cap)
8 Enzo Fernandez
20 Cole Palmer
19 Armando Broja
7 Raheem Sterling
Sub
28 Djordje Petrovic
42 Alfie Gilchrist
29 Ian Maatsen
16 Lesley Ugochukwu
17 Carney Chukwuemeka
52 Alex Matos
11 Noni Madueke
10 Mykhailo Mudryk
15 Nicolas Jackson
前節にハーフタイムで負傷交代したMudrykはこの日ベンチスタートとなり、逆にこれまでコンディション不良でベンチスタートが続いていたSterlingを左ウィングに起用しました。
Jacksonが出場停止明けとなり、CFとして誰を起用してくるか注目されていましたが、前節に引き続きBrojaを起用しました。
そして、2節で負傷離脱したChukwuemekaが遂にベンチ入りしました。
試合概要
- この日も序盤は優位に試合を進め、Sterlingのシュートが惜しくも枠を捉えなかった直後、カウンターを食らってしまい、寄せの甘いディフェンスもあって早い時間に失点してしまいます。
- その後のバーンリーは良い距離感でボールをつなぎ、序盤とは打って変わって優位に試合を進められていました。
- そんな中でも一人、ドリブルで格の違いを見せていたのがSterlingでした。細かいタッチとスピードで相手DFを抜き去り、多くのチャンスの起点となっていました。
- 同点となったオウンゴールのシーンも、Sterlingが相手選手2人をドリブルでかわし、マイナスのクロスを相手DFがクリアしきらずに入ったものでした。
- 前半終了間際にラッキーな形で同点に追いつき、1-1でハーフタイムを迎えました。
- BrojaとJacksonが交代して始まった後半は5分にすぐ決定機が訪れ、再びドリブル突破を試みたSterlingが倒されてPKを獲得。キッカーはPalmerでした!
- 落ち着いてゴールを決めたPalmerは、今夏にマンチェスターシティから電撃加入した選手です。カップ戦などではゴールを決めていますが、意外なことにプレミアリーグではキャリア初のゴールとなりました!Chelseaに加入してからも初めてのゴールは、貴重な勝ち越し弾となりました。
- Chelseaは、カラバオカップのウィンブルドン戦で先制点を取られながら逆転勝利していますが、リーグ戦で先制点を取られ、逆転したのは今シーズン初となりました。
- 追加点が欲しいChelseaは65分、Caicedoが見事なタックルでボールを奪い、こぼれ球をGallagherが拾ってカウンター。SterlingとJacksonが裏抜けを狙い、よりマークの甘いSterlingに落ち着いてパス。Sterlingはゴールのファーに見事なシュートを決めました。
- 今シーズン初となった1試合でのチーム4点目が生まれたのも、Sterlingが起点でした。左サイドで抜け出した彼は、が逆サイドにグラウンダーの速いクロス。これをPalmerはトラップし、落ち着いてJacksonへパス。Jacksonもダイレクトで打つのではなくトラップし、シュートフェイントを挟んで、リーグ3点目となるゴールを決めました。
選手評価
- この日のMOMとなったのはもちろんSterling。4得点すべてに絡む活躍を見せました。
- アシストも記録したGallagherも身体を張ったさすがのパフォーマンス。インターセプト2回、タックルは4回中2回成功、と守備での貢献度が素晴らしく、地上戦デュエルは13回中7回勝利。更にパスは36回中34本成功(94%)と、正確なパスでチームを押し上げました。
- 39歳のThiago Silveは、106本のパスを出し、105本が成功(99%)。後方でどんなにプレッシャーをかけられても、冷静に最善の選択をすることができます。更にロングボールは4本中4本が成功。守備での安定感だけでなく、ビルドアップでも大きな役割を果たしています。
- チーム3点目の起点となるタックルを決めたCaicedoも圧巻のパフォーマンス。タックルは2回中1回成功、シュートブロックが2回、ボールリカバリが9回、地上戦デュエルは4回中3回勝利と、アンカーポジションで守備の要として活躍。更にパスは81本中78本が成功(96%)し、うちロングボールは6本中5本成功。Enzoと同様、毎試合のスタッツを見るのが楽しみなほど、攻撃面でも欠かせない存在となっています。
監督、選手コメント
試合後の監督や選手のコメントをご紹介します。
Pochettino監督
Sterlingのパフォーマンスについて。
選手たちは皆、良いプレーをしようと努めている。今日の彼は調子が良く、ゴールに絡んだ。彼とチームが良い結果になってとても幸せだ。
(Chelsea.comのコメントを翻訳して掲載)
試合全体について。
チームのパフォーマンスは素晴らしかった。彼らは賞賛に値すると思う。
とても嬉しく思うよ。前回とは異なる気持ちでインターナショナルブレイクを迎えることができる。
その間我々は、選手のパフォーマンス向上に費やすつもりだ。怪我から選手を回復させるよう努めたい。
この2週間は練習場で過ごすつもりだよ。
もちろん、先月の中断期間とは雰囲気が違うね。勝利を得て中断期間に入る方がはるかに良いよ。
でも、私たちは来月さらに良くなるように努力し続ける。
(Chelsea.comのコメントを翻訳して掲載)
前半の失点からの逆転勝利について。
最初に失点したことで、それを逆転する必要があるとき、それを達成したときには誇りを感じることができる。
チームは良いプレーをしていて、チャンスを作っていた状況から失点してしまい、全く不公平だったね。でもチームは本当に良かった。
チーム全体がしっかりしていて、前半終了前に得点することができた。
それは後半に向けての信念に少し役立った。
(Chelsea.comのコメントを翻訳して掲載)
多くの選手がケガから復帰。
ノッティンガム・フォレスト戦とウェストハム戦で負けたときも、私たちはチームとして成長していた。
私たちは今、若いグループ、若いチームだ。
若いプレーヤーと経験豊富なプレーヤーが一緒にプレーするとき、チームがフィットするまでに時間がかかる。
我々は非常に良いパフォーマンスを見せていたが、もちろん選手たちはチームの質を高めるために改善する必要があることをよくわかっていた。
時間が経つにつれて、お互いを理解し、プレーし始めた。
あまりにも多くの問題に見舞われたが、現在選手たちは復帰してきており、チームのレベルアップにもつながっている。
競争は厳しいものになるだろうし、私にとって誰を起用するか選ぶのは難しいだろうが、それが理想だ。
近いうちに実現することを願っている。
(Chelsea.comのコメントを翻訳して掲載)
ケガから多くの選手が帰ってくることで多くの競争が生まれ、どのように選手を起用していくか、マネジメントの手腕が問われることになるPochettino。
でも彼は、その状況を望んでいるようですね。
頼もしい限りです。
Cole Palmer
僕らにとっては本当にいい勝利だし、ビハインドから勝ち点3を獲得した僕らのキャラクターに本当に満足している。
インターナショナル・ブレークに入るためには、いい結果を残すことが重要だとわかっていたから、僕らにとっては大きな勝利だ。
バーンリーはトップチームで、ボールキープがとてもうまいし、彼らには優れた監督がいて、非常に戦術的で、彼らのインテンシティに合わせる必要があることはわかっていた。
ありがたいことに、特に後半はそれができたし、我々のクオリティーが光り、ラスト3分の1では冷酷だった。
(Chelsea.comから引用)
移籍後初ゴールについて。
このクラブでの初ゴール、そしてプレミアリーグでの初ゴールを決めることができて、本当に気分がいい。前半は、標準的なプレーができていなかったと思う。後半は、またプレーするようになった。
チームの力になれて嬉しかった。得点とアシストができて本当に嬉しいが、一番大事なのは勝ち点3を取ることであり、それは達成できた。
(Chelsea.comから引用)
圧巻のパフォーマンスを見せたSterlingについて。
ラズは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたが、彼の選手としての才能は知っているので、驚きはない。
ゴールやアシストという点で、彼がチームに何をもたらすことができるかはわかっているし、今日もその実力を見せてくれた。
私たちは皆、彼のために喜んでいるし、インターナショナル・ブレークの後、チームとしてこのパフォーマンスをさらに高めていけることを願っている。
(Chelsea.comから引用)
ここまで良いパフォーマンスを見せており、遂に移籍後初ゴールを決めてくれたPalmer。
シュートやパスが良いだけではなく、前線からの組織的なプレッシャーに関与することも多く、Pochettinoのサッカーに欠かせない存在となってきつつあります。
Mudrykは左ウィング、Palmerは右ウィングで出場していますが、Sterlingは両ウィングで活躍できることを証明しています。
Maatsenも徐々に出場機会を増やしており、両ウィングのポジション争いが熾烈化してきています。
Axel Disasi
大きな勝利!
僕たちは頑張り続ける。
(Instagramを翻訳)
Moises Caicedo
インターナショナルブレーク前の素晴らしい勝利。
神様ありがとう。
(Instagramを翻訳)
Levi Colwill
(インターナショナル)ブレイク前に大量得点。
仕事完了。
ファンが素晴らしかった。
(Xを翻訳)
Next Game…
チームはインターナショナルブレイクを迎えます。
多くの選手は代表選手として休まらない日々が続きますが、チームに残る選手たちにとっては改めて戦術を理解し、ポジションを奪い取るチャンスでもあります。
10月22日(日)は、ホームでアーセナルとのロンドンダービーです。
絶対に負けられないロンドンダービーというだけでなく、開幕戦以来のビッグ6との戦いであり、調子を上げつつあるチームの試金石となる試合です。
ここでアーセナルを叩けば、チームの勢いは更に増します。
ホームで最高の結果をつかみ取りましょう!!
come on Chelsea!!!
お知らせ
ワールドサッカーダイジェスト2023年9月7日号では、
- Christopher NKUNKUの独占インタビュー「ブルーズの主役へ」
- 「Premier story ~10人の主役候補たち~ 」の一人として、Thiago Silva「不確かな世界の確かなもの」
- 全20クラブ「最新プロファイル」の一つとして、チェルシー
など、Chelsea情報満載となっていますのでチェックしてみてください。