プレミアリーグ第13節、Chelseaはアウェイでニューカッスルと対戦。
トッテナムに快勝し、王者マンチェスターシティとは4-4の引き分け。
期待がかかる代表ウィーク明けの試合でまさかの惨敗となりました。
この試合を振り返っていきましょう。
試合概要
試合を簡単に振り返ります。
スタメンとベンチメンバー
Starting XI
1 Robert Sanchez
24 Reece James(Cap)
6 Thiago Silva
4 Benoit Badiashile
3 Marc Cucurella
16 Lesley Ugochukwu
8 Enzo Fernandez
23 Conor Gallagher
20 Cole Palmer
7 Raheem Sterling
15 Nicolas Jackson
Sub
28 Djordje Petrovic
2 Axel Disasi
26 Levi Colwill
29 Ian Maatsen
25 Moises Caicedo
11 Noni Madueke
10 Mykhailo Mudryk
52 Alex Matos
19 Armando Broja
Caicedoはワールドカップ南米予選から日が浅いこともあり、ベンチスタート。
ここまでプレミアリーグのスピードについてこられていない印象の強い、Ugochukwuをスタメンに起用しました。
また、スタメン起用の多かったDisasiではなく、復帰したBadiashireを起用しました。
試合概要
- 15分、復帰したばかりのIsakのゴールにより、相手チームが先制。17歳のMF、Mileyからの素晴らしいアシストでした。
- 23分、Sterlingは自ら獲得したFKを直接決めて、同点。素晴らしいゴールでした。
- 60分、相手にボールを保持される時間が続き、ビルドアップもなかなか機能しない中、チームとしてもフラストレーションが溜まり、Sterlingもファウルに対する審判への抗議でカードをもらった場面。フリーキックにLascellsが合わせて勝ち越しゴールを許しました。
- 勝ち越しゴールを許し、試合再開直後、Thiago Silvaが相手選手のプレッシャーを受け、ボールを失います。この日決定機を外し続けていたJoelintonに痛恨のゴールを許してしまいます。Mudryk、Caicedo、Brojaを投入します。
- 73分、キャプテンであるReece Jamesが2枚目の警告で退場。1枚目はボールを蹴りだしたことによるもの、2枚目は自身のトラップミスで相手選手に前に行かれたところを止めたものでした。やむを得ず、Palmerを交代してColwillを投入。
- 83分には、相手にダメ押しゴールを許しました。チームは4-1で敗れました。
選手評価
- Reeceは序盤こそいつもの質の高いプレーを見せていましたが、2枚の警告でまさかの退場。2点ビハインドとはいえ、もう1度気持ちを切り替えて再び追いつこう、という場面での退場でした。前半には相手ベンチに何か言われたのか、フラストレーションが溜まり、Thiago Silvaに抑えられる場面もありました。キャプテンマークを巻く選手としての質が問われる内容となりました。
- 多くの選手にフラストレーションが溜まって警告をもらう中で、Enzoはフル出場ながら警告なし。質の高いロングボールや、プレス回避などにより最後までチャンスを伺っていました。
- 終盤にはMudrykやMaduekeがドリブルを仕掛けるも、サポートはなし。前線と中盤の間には大きなスペースができていました。数少ないカウンターのチャンスも、多くの選手は既に試合を諦めており、とても残念な内容でした。
監督、選手コメント
試合後の監督や選手のコメントをご紹介します。
Pochettino監督
我々にとって最高の試合ではなかった。むしろ、おそらく今シーズン最悪のパフォーマンスだったと言えるだろう。
今日スタンドにいて、指揮することができないのは本当に大変だった。両チームとも最高のレベルではなかったと思うが、結果に文句を言うことは絶対にできない。
我々はわずか1ゴールしか決められなかったが、ニューカッスルは数少ないチャンスに対してゴールを決め、勝利に値した。
私たちは最初から試合を読んでいなかったし、本来あるべき方法や期待した方法でプレーできなかった。
とても残念だ。
今日は我々がインテンシティが欠如しており、特にRaheemのゴールで試合を立て直してからが残念だった。1-1の場面で、我々がゲームをコントロールし、深く押し込み、ニューカッスルにプレッシャーをかけるべき時間だったと思う。残念ながらそれができなかったし、必要な強度を持っていなかったし、ニューカッスルにとっては簡単すぎた。だからこそ、結果だけでなくパフォーマンスに対してもとても動揺し、イライラしている。
今日はシーズンで最悪のパフォーマンスだった。もっと良くなるはずだ。
(Chelsea.comから引用)
ドレッシングルームでPochettinoは、選手たちに「責任」と「一貫性」を求めた。
最近、私たちは一貫性を高める必要性についてよく話し合ってきた。我々はトッテナムとマンチェスター・シティとの2試合で良い試合をしてインターナショナルブレイク後にこの試合に臨んだが、このレベルを確実に維持することについて今週話し合った。
我々は若いチームで、改善すべき点はたくさんあるが、最初に正さなければならないのは強度レベルだ。
今回のパフォーマンスについては皆さんに対し、大変申し訳ない。次の試合で責任を持って問題を解決する必要がある。試合後にロッカールームで話し合って反省した。この試合は寝て、できるだけ早く練習に戻る必要がある。
(Chelsea.comから引用)
今日の敗戦について。
若いチームでは、何が求められているかを理解するために、今日のような状況も必要なことがある。
私たちには求められる特定のレベルがあり、できるだけ早くそのレベルに戻ることが重要だ。時には、何が必要かを認識させるために今日のような状況が必要になることもある。
我々は若くて才能のあるチームだが、それにもかかわらず、ピッチに立つたびに競争しなければならない。
これらは基本であり、私たちはこれから学ばなければならない。
(Chelsea.comから引用)
Chelseaのスカッドはとても若いメンバーで構成されており、トッテナム戦やシティ戦のように勢いに乗って素晴らしい試合をすることもありますが、このニューカッスル戦のようにメンタルコントロールができず、脆く崩れ去ることもあります。
常に勝利を掴むことのできる集団となるためには、多くの試合から多くのことを学ぶ必要があります。
多くの選手が試合を諦めていた今日の試合でさえ、何かを学ぶ必要があります。
そうでなければ進むことはできません。
Thiago Silva
私は打ちのめされました。私たちにとって良い日ではありませんでした。負けたことをみんな、特に私を信じて毎日サポートしてくれているチームメイトに謝罪したいと思います。私が全責任を負います。力を結集して強くなって帰ってきましょう。
(Xを翻訳)
Reece James
今日のレッドカード、2つの愚かなミスの全責任は私にある。 私にとって新たな一つの教訓となった。 ファンとチームメイトに謝罪したい。
今日のパフォーマンスは私たちの基準をはるかに下回っていたが、この試合が私たちを定義するものではない。
今シーズン、私たちは多くのトップチームと対戦して大幅な改善をしてきた。 次の週末に向けてまた頑張るよ。
(Instagramを翻訳)
Next Game…
12月3日(日)日本時間23時からは、ホームでブライトンと対戦します。
ブライトンにはプレシーズンマッチやEFLカップで勝利していますが、ブライトンは今節7試合ぶりの勝利を掴んでおり、勢いに乗って攻めてくることが予想されます。
Chelseaは今シーズンBIG6と良い試合をしながら、中位のチーム相手に苦戦しています。
Nkunkuの復帰も期待されますが、まずはボールを支配し、少ないチャンスをしっかりと決め切ることを期待したいですね。
come on Chelsea!!!
お知らせ
ワールドサッカーダイジェスト2023年9月7日号では、
- Christopher NKUNKUの独占インタビュー「ブルーズの主役へ」
- 「Premier story ~10人の主役候補たち~ 」の一人として、Thiago Silva「不確かな世界の確かなもの」
- 全20クラブ「最新プロファイル」の一つとして、チェルシー
など、Chelsea情報満載となっていますのでチェックしてみてください。