プレミアリーグ第20節、Chelseaはアウェイでルートンと対戦。
前節はクリスタルパレス相手に終盤にPKで得点し、勝利。
ホームで３－０と快勝しているルートン相手に、アウェイでも何とか勝ち点３をもぎ取ることができました。
この試合を振り返っていきましょう。
試合概要
試合を簡単に振り返ります。
スタメンとベンチメンバー
Starting XI
28 Djordje Petrovic
27 Malo Gusto
2 Axel Disasi
6 Thiago Silva
26 Levi Colwill
25 Moises Caicedo
23 Conor Gallagher（Cap）
11 Noni Madueke
20 Cole Palmer
15 Nicolas Jackson
19 Armando Broja
Sub
13 Marcus Bettinelli
47 Lucas Bergström
42 Alfie Gilchrist
29 Ian Maatsen
52 Alex Matos
8 Enzo Fernandez
7 Raheem Sterling
10 Mykhailo Mudryk
18 Christopher Nkunku
前節に決勝ゴールを決めたMaduekeがスタメン出場したほか、左ウィングではJacksonを起用しました。
前節スタメン出場のNkunkuはこの日はベンチからのスタートでした。
試合概要
- 前半11分、Jacksonが左サイドをフリーで抜けだしたもののゴールは奪えず、相手DFに奪われてビルドアップが始まるという場面で、パスをPalmerがカット。シュートコースがほとんどない中で打ったシュートが、ゴールに突き刺さりました！幸先よく先制点をもぎ取りました。
- 前半36分、Colwillが素晴らしい守備でボールを奪取し、味方との連携で左サイドを抜け出します。縦に行くのではなく、中央でフリーで待っていたPalmerへ見事な横パス。Palmerは右サイドを上がってきたMaduekeへパス。小刻みなドリブルをしながらもスローダウンしたので、オーバーラップしてきたGustoへパスすることもできましたが、右足で思い切ったシュートを振りぬくと、ニアのゴール上隅へ。またも難しいシュートが決まりました。
- 69分、後方からのフリーキックの場面で、DisasiがJacksonへ見事な縦パス。Jacksonは相手を背負いながら上手く反転し、前方にスペースがある状態でドリブルを開始。NkunkuとPalmerも即座に反応して、ビッグチャンスに。Nkunkuは左に流れる動きを見せて二人のDFを釣りだし、完全に裏を取ったPalmerへJacksonから完璧なスルーパス。Palmerはキーパーをかわし、スライディングでブロックを試みるDFも落ち着いて対処してゴールに流し込みました。この時間、相手の攻撃が機能してきた中で、少ないチャンスを一発で決める今日のChelseaは、まさに完璧かのように思えました。
- 73分、相手がゴールに押し込んだかのうように思えましたが、VAR介入によりオフサイド判定。肝を冷やしました。
- しかし79分、相手コーナーキックに対しMaduekeが目測を誤り、ニアでフリーとなったBarkleyが見事なヘディングシュートを決めます。
- 85分、相手フリーキックから、ファーサイドで抜け出した相手選手がフリーでダイビングヘッドも、ここはキーパーのPetrovicがビッグセーブ。この日もファーサイドへの対応が疎かになってしまいました。
- 86分、相手右サイドからのクロスにファーサイドでフリーになっていた選手がフリーでヘディングシュート。これもPetrovicがスーパーセーブしますが、こぼれ球を押し込まれてしまいます。
- ChelseaはPalmerに替えてユースチームのGilchristが2試合連続の交代出場。５バックで逃げ切りを図ります。
- 相手チームから質の良いクロスが入り続けますが、飛び込んでくる選手がおらず、ギリギリのところで失点せずにいたところ、94分、左サイドバックに回っていたGustoが股を抜かれてしまい、PA内に侵入されてしまいます。これに対応したのはこの日左ウィングで出場していたJackson。身体を張った守備で相手DFにボールを当てて、ゴールキックを勝ち取りました！
- ラストプレーとなった96分、左サイドで相手選手がボールを持ち、抜かれると大ピンチとなる場面で、Gilchristが見事な対人能力を発揮。ボールを完全に勝ち取り、ここで試合終了。ぎりぎりのところで勝利をつかみました。
- Tahigo Silvaの、選手の表情を捉えるカメラを妨げる様子や、怒気を強めてチームに喝を入れる様子がカメラに映し出され、SNSで話題となりました。パーフェクトゲームが一転、あわやというところまで行ってしまったこの日の試合。相手は昇格組のルートンです。勝っただけで喜んでいてはいけない、俺たちはこの位置で満足してはいけない。そんなメッセージを感じるような一場面でした。
選手評価
- Palmerは２ゴール１アシストを記録し、文句なしのMOMを獲得。4本のシュートを放ち、3本が枠内でした。ロングパスは6本中5本成功、ドリブルも2回中2回成功と、格の違いを見せつけました。
- Colwillは地上戦デュエルで10回中8勝、空中戦デュエルで2回中2勝と、相手の右サイドを完全にシャットアウトしました。更にはボール奪取から、Maduekeのゴールにつながる見事な横パスも披露し、攻守に大きく貢献しました。
- Caicedoが止まりません。要所要所での絶妙な刈り取りは、多くの場面でチームを救いました。タックルは5回中4回成功、地上戦デュエルは12回中8勝、空中戦デュエルは4回中2回勝利しました。更にパスは39本中38本成功（97%）、うちロングパスは2本中2本成功しました。この日は相手がボールを保持し、カウンターサッカーとなったため全体のパス数は少ないですが、正確なパスでチームの攻撃を支えました。
監督、選手コメント
試合後の監督や選手のコメントをご紹介します。
Pochettino監督
Pochettinoとても難しい試合だったけど、とてもうれしい。
それがプレミアリーグだ。
ルートンは最後まで戦うチームであり、それはリヴァプールとアーセナル、マンシティとニューカッスルとの試合を見れば分かるだろう。
それらを打ち破るのはとても難しい。
でもチームはとても良かった。パフォーマンスにはとても満足している。
65分まで我々はゲームをコントロールした。私たちは勝つ必要があったし、その結果に値するものだった。
もちろん、最後の数分間に2失点して少し苦しんだが、全体としては新年に向けて自信を高めるには良い結果だった。
（Chelsea.comから引用）
Palmerが今季７ゴール目と８ゴール目を決めたことについて。
Pochettino彼が重要かつ決定的な選手であることは明らかだ。
このようなゴールを決めたことは、彼にとってもチームにとっても、とてもうれしいことだ。
（Chelsea.comから引用）
Noni Maduekeがスタメン出場し、ゴールを決めたことについて。
Pochettino良いパフォーマンスがたくさんあったね。
選手たちはステップアップしており、我々は満足している。
時間がかかることだし、魔法のように触ればすぐにチームを作り始めることができるわけではない。
我々には、全員が自信を持ち、先発メンバーの座をかけて戦える選手たちがいる。
チームが大きいとき、全員が健康であれば、選手たちは良いパフォーマンスを発揮できる。
どのポジションでもこのレベルを上げていけるように、非常に前向きに取り組んでいる。
（Chelsea.comから引用）
2023年を最高の結果で締めくくることができたことについて。
Pochettino2023年を良い形で終えて、2024年に期待することが本当に重要だ。
良い気分で終えて、勢いを保ったまま新年を迎えることができて良かった。
（Chelsea.comから引用）
苦しい結果となりましたが、2023年を勝利という形で終えられたことを前向きに捉えているようです。
特にウィングでは多くの選手が結果を残しており、ポジション争いが熾烈化していますが、どのポジションでもこのように競争が行われ、誰が出場しても質の高いサッカーができるようにチームとしてレベルアップしていってほしいですね。
Thiago Silva
Silva勝利で一年を終える。
2024 年にお会いしましょう!
（Xを翻訳）
Christopher Nkunku
Nkunku道中の重要なポイント。
私たちは動く。
今年最後の試合、サポートありがとうございました。
（Instagramを翻訳）
Noni Madueke
Madueke仕事完了。
新年が祝福され、神に満ちた年でありますように。
（Instagramを翻訳）
Levi Colwill
Colwill３ポイント確保。
Let’s go Blues。
（Instagramを翻訳）
Next Game…
ここからは少し日にちが空いて、新年1月7日（日）日本時間2時半からFAカップ3回戦で、2部のプレストン・ノースエンドと対戦します。
その後は中2日でEFLカップ準決勝、更に中2日でリーグ戦を戦うことになります。
この3連戦は過密日程ですが、ここを乗り切れば週1回の試合スケジュールに落ち着くので、何とか連勝してもらいましょう！
come on Chelsea!!!
